これまで、庭付きの戸建住宅に住んでいましたが、夫婦共に現役を退き、それぞれの両親をも見送った後に、家と庭の維持管理を含め、これからの自分達の老後のことを考えて3LDKのマンションに引っ越してきました。
引越しに当たっては、これまでよりも狭い住居であるので、収納を考え不用と思う物をかなりを処分しましたが、いざ入居してみると、不便な箇所が多くあることが理解出来ました。
キッチンの固定棚は使い易い?
キッチンの固定棚は、高い所に据え付けられており、物を取り出すのに椅子に乗らなければ棚の奥が見えず、乗り取り出すのにも不便であるのに、さらに高齢になった時は使いづらい物になります。
比較的大きい場所にもかかわらず、普段はあまり使わないものの収納をするしかなく勿体ないと思う空間です。普段使いのものは、シンク下にしまうか、戸棚や移動の出来る棚などにしまうことにしましたが移動棚でも置く場所の問題は残ります。
さらに台所には調理器具、調味料入れ等小物類が多いことを考えなければなりませんで、狭いキッチンでの調理に邪魔にならないよう調味料類は中身が見えやすい透明のタッパーに纏めて調理に必要な都度出すこととし、調理器具もシンク下にしまって、調理台には物をなるべく置かずすっきり見せる工夫をしました。
衣裳の収納で工夫したこと
衣裳の収納についても工夫しました。マンションには、作りつけの押し入れが大小合計3か所、いずれも上下2段にできています。夫の衣裳はそれほど多くないので、夫の部屋に作りつけの押し入れの上下を分ける棚を外してコート類もそのままかけられるようにハンガーを設置しました。
問題は、妻の衣裳の多さです。一部屋を衣裳用の部屋として、押し入れも取り壊し(上下を分ける棚は簡単に取り外せます)、床から天井まで届くスチール製のパイプを何本も購入し 部屋の四方に設置しました。それに合わせたやはりスチール製の棚で壁際に棚を確保し、棚には小物類専用のボックスを置き、種類ごとに納めました。
靴も季節の物や普段使いでないものはそこに収納することとしました。靴箱には普段使いの靴のみ置くので、靴箱が狭いという点も解消しました。部屋の中央の余裕ができた空間には、天井に渡したスチールパイプにハンガーパイプをセットし、ウォークインクローゼットとして利用しています。
洗面所に施した工夫
洗面所は、洗面ユニットの横の壁面にスチール製のネットを取り付け、そこにさらに小さな籠を下げて化粧道具や目薬等まとめて目の届く位置においてすっきりさせました。トランクルームを多く目にしますが、大きなタンス類やタイヤ等を置くのならともかく、管理や費用のことを考えれば、工夫次第で快適に過ごすことは可能になると思います。