物件を選ぶ際に最も重要なのは、職場からのアクセスです。
大都市では自動車通勤は認められていない事が多く、電車通勤が普通です。職場まで一本の路線であることが望ましく、何回も乗り換えるのは時間と体力の無駄です。路線によって物件の価格が異なるので、なぜそこが高いのか、あるいは安いのか聞いてみる必要があります。
地名に水の関係した言葉、例えば、江、島、崎など、入っている場所は昔、海や、川だったところが多く、梅雨時や、台風の時期には水害に見舞われる可能性があります。自治体が発行するハザードマップを必ず入手し、問題がないか確認しましょう。
駅から物件までの距離も重要で、近ければ近いほど高価になります。10分以内だとかなり高価になると思っておいた方がよいでしょう。経験的には20分までなら歩けるようです。歩けない距離ならば、自家用車での送り迎えが可能か、バスはあるのかを確認する必要があります。
バスの便は何時まであるのか、混雑時には何分間隔で来るのか、駅までどのくらい離れているのかが重要なポイントです。雨の日はバスが満員で乗れないことが無いか確認する必要があります。雨の日に自家用車で送り迎えしてもらえても、駅付近は結構混むので、思っているよりも時間が掛かります。
子供が幼稚園や小学校に通う年代、即ち子育て世代では幼稚園までの距離も重要です。最近は通園バスのある幼稚園も増えていますので、以前よりは選択肢が増えていますが自転車での送り迎えをするつもりのか、自家用車なのかによって幼稚園までの距離を考える必要があります。雨の日に自転車で送り迎えする時は、時間が掛かることを見越しておきましょう。
近くに公園があれば良いと思いがちですが、意外と騒音もあり、夜間には防犯上の問題があることもあるので、公園のすぐそばは避けた方が無難です。小学校は集団登校するところが多いので、よほど辺鄙なところでない限り、チェックポイントになりにくいです。
その地域が昔からの地域なのか、新たに開発された地域かによって、街の雰囲気は変わってきます。古い地域だと、習慣や取り決めがあるところもあり、自治会などにも入る必要があったりします。新しい地域ならば、地域を自分たち作っていくのだという意識があるので、コミュニティがスムーズにできます。
ショッピングモールは案外行くことが少ないので、近くでなくても構いません。近くだと交通渋滞、騒音などに悩まされることもあるので近くは避けた方がよいでしょう。特に大きなショッピングモールのそばは、違法駐車、ごみの散乱、混雑など、平日とは異なった状態になるので、休日の下見は必要です。
スーパーは大きくなければ近くでも構いません。あまり夜遅くまで営業していない方が騒音の問題は小さいです。子育て世代は一戸建てを希望することが多いですが、子育てを卒業した世代ならば、駅が近くて便利なマンションがオススメです。家のメンテナンスの苦労が軽減されます。